くろねこのちいさなことから『コツコツ』と(=^・・^=)

=小さな種はいづれ大きな花となる=

本当にあった親不知抜歯の怖い話『最終話』

 

【2022年3月6日~退院まで】

 

体調はすっかり良くなりました。

恒例の血液検査も3月9日には白血球もCRPも数値が安定しました。

 

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最後の一週間は専ら病院に住んでいる住人と化していて、朝昼晩とキッチリ食べて規則正しい生活を送っていました!笑

食事制限も一切無いので、1階のオアシス(ローソン)に食後の珈琲を毎日買いに行ってましたね。

 

長らく続きました親不知を抜歯した事で私に起こった出来事の全貌ですが、今回のお話しで最後となります。

退院までの規則正しい生活具合を紹介しても仕方ないと思いますので、病気の次に怖いお金のお話しをして終わりにしたいと思います。

 

入院をしたら必ずかかる入院費用。

私の場合は16日間の入院期間で約35万円の請求が来ました。

 

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モチロン、助けてもらった命に対して病院にお金を支払わなければいけませんが、恥ずかしながら私はこんな大金を持ち合わせていません。

そんな時に救世主となってくれるのが【高額療養費制度】です。

社会保険国民健康保険などの保険料を支払っている方なら、だれでもこの制度を申請すれば受ける事が出来ます。

※申請すれば約1、2週間程で健康保険限度額適用認定証が届きます。

 

【高額療養費制度】では病院や薬局で支払う医療費が高額になった時に、一定の限度額を超えると超えた分の金額が後で払い戻される制度のことです。

診療を受けた月の翌月から2年間まで支給を受けられます。

詳しくは下記の画像を参照ですが、自身の所得によって支払いの上限額が変わります。

 

 

また、高額療養費の対象となる医療費(自己負担額)は、保険適用の医療費です。
そのため、入院時の食事代や大部屋から個室に移動した時の差額ベッド代など、医療では無いものに関しては含まれません。

※入院する時の費用に関しては、入院基本料となり公的医療保険適用対象なので含まれます。

私の場合は他に入院時の着替えやタオルセットなども別料金(1日500円程度)でした。

 

因みに高額療養費制度は、毎月(1日~末日)単位で自己負担上限額が決められています。

そのため月をまたぐ入院の場合は同月中の入院の場合よりも医療費の自己負担分を多く支払うことになります。
 

高額療養費制度をなんとなく知っている方はいると思いますが、上記の内容を知っている方は意外と少ないと思います。

上記の内容を少し噛み砕きますと、同じ月の中で受けた入院や医療などにかかる医療費は制度により上限額がありますが、その入院や医療が翌月を跨いだ場合は前月とは別に医療費が発生致します。

 

私の場合ですが2月25日に入院し、3月12日に退院致しました。

ココまで読んでくれた物好きな方は分かると思いますが、2月は手術や集中治療室の使用など高額医療を受け、3月は一般病棟に居たとは言えほぼ毎日の血液検査とC T検査、造影C T検査など検査の嵐でした。

コレにより、私は2月と3月の月跨ぎで高額な医療費が発生してしまいました。

制度による自己負担限度額の区分は私の所得だと【ウ】になり、計算式に当てはめると

 

80,100円+(356330-267,000円)×1%=89308円

 

上記が私の負担限度額となります。

この事実を初めて知り、親不知を抜くのを3月に入ってからにしたら。。。と何度か悔やみました。

2月=89302円

3月=89302円

178604円+食事・着替え諸費用を合わせると20万円前後の支払いになりました。

生命保険に入っていたので、保険から支払われた給付金で対応出来ましたが、入っていなかったらと思うとゾッとします。。。

支払いに関しては、病院の支払窓口に相談すれば分割対応してくれるので、先にいくらか納めておいて健康保険限度額適用認定症が届いてから残りを支払う事も出来ます。

病院側も支払う意思があれば、ある程度は許容して待ってくれますので、お金に関しては窓口に相談してみましょう。

 

 

いかがでしたでしょうか?

伝えたい事や起こった事が多すぎて、延べ11回に渡る長編になってしまいましたが、最後までご覧頂きまして誠に有難う御座います。

私の身に起こった事は決して他人事では無くこれから貴方にも起こるかもしれません。

一つアドバイスが出来るなら、親不知を抜歯の際は必ず入院設備が整った病院の口腔外科での抜歯を強くおすすめ致します。

※万が一、何か起こってもその病院で入院等の処置をしてもらえる可能性が高いです。

大事な事なので、もう一度言います。

 

親不知の抜歯の際は、入院設備が整った病院の口腔外科で抜歯する事を強くおすすめ致します。

 

私と同じ症状になる方が一人でもいなくなる様に、軽い気持ちで行う親不知抜歯の怖さが一人でも多くの方に伝わる様に。

 

ご拝読、有り難う御座いました。

 

 

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